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林洋平ブログ(こだたま行政書士事務所&株式会社リブリッシュ)

開業の思い出

銀行の口座を開設しよう(個人事業者向けの作り方)

2019年8月2日

ビジネスを始めるにあたって、銀行の預金口座を新たに作るのは必須レベルです。

ちなみにここでのお話は、もし会社(株式会社などの法人)を立ち上げての起業をお考えの方ではなく個人事業主の方向けです。

さて、個人事業で起業した場合、自分名義の口座であれば本来なんでもいいわけですから、今まで生活資金用に使っていた預金口座があればそれを事業に使っても何か法的な問題があるというわけではありません。

ただし、生活用の口座とは別に事業用の口座をご用意されることを強くお勧めします。

これは予想はつくかもしれませんが、事業で発生した入出金と、生活費の支出が一つの口座で管理されている場合、会計記帳の面でも面倒になるからです。

お小遣い稼ぎ程度の副業であれば別ですが、個人事業となると年に1回確定申告が必要になります。
そのための日々の会計記帳においては「預金出納帳(よきんすいとうちょう)」と呼ばれる帳簿を用意することが一般的なのですが、ここに生活用の支出が入ってくると(詳細な説明は省くとしても)とにかく面倒なのです。

預金口座を作るのは個人事業であっても個人名義である限り通常は無料です。作らない理由はありません。
(但し、同じ金融機関では同一名義で複数の口座が作れないことが多いです。これについては後述します。)

※以下は平成25年~26年当時の実体験に基づいて書いております。今は事情なども変わっているかもしれません。

自営業は「屋号」名義での口座を作れるか

個人事業主(自営業者)の場合は原則として自分の氏名の名義で作れば問題ありません。

屋号(店の名前など)名義で作りたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも屋号名義で作れない金融機関も中にはあります。はたまた、金融機関によっては「屋号+個人の氏名」という名義であれば開設できるケースもあります。

例えば、僕が行政書士を開業した直後の場合でいうと

×「こだたま行政書士事務所(コダタマギョウセイショシジムショ)」名義の口座開設は不可
○「こだたま行政書士事務所 林洋平」名義の口座開設は可

という具合です。

屋号付きでの口座開設は税務署にきちんとその屋号で開業届を出した場合(または、その屋号で営業を行っていることが客観的に分かる書類をお持ちの場合)に認められます。
その場合は少なくとも下記の書類を銀行に提出しましょう。

  • 開業届(開業するときに税務署に提出したものの控え)
  • 名刺
  • その他、事務所の賃貸借契約書や確定申告書の控え
    (これは開業して1度決算を経てないとそもそも無理ですね・・・)

※ケースバイケースで追加で書類を求められることがあります。

もし色々立て込んで開業届を出すのが遅れている方は、ひとまず個人名義で作っておき、事業が軌道に乗って改めて考えればいいかと思います。

 

開設する口座は二つ以上にしよう

では、口座をいくつ作れば良いのかについてですが、できれば複数作っておくのが便利です。

但し、上述した通り、同じ銀行で複数口座を持つのは昨今少し面倒になっています。

最近は振り込め詐欺やマネーロンダリングの観点から他人名義の口座売買、譲渡が問題となっており、原則として同じ銀行の同じ支店では、一人一つしか口座は持てないという規定が設けられています。

また、基本的には自宅もしくは勤務先から最寄りの支店でしか口座は作れなくなっています。

もちろん絶対にダメというわけではなく、明確な利用目的が説明できて、銀行が納得すれば作れることもあるでしょう。
でも、やはり面倒には変わりないので、別々の銀行でそれぞれ作ることをお勧めします。

 

特に、入金用の口座は複数の別々の銀行で開設をお勧め

取引先(お客さん)が自分に何か入金してくれるとき、お客さん目線で言えば振込手数料は気になるところですよね。
もちろん、手数料がかからない方が良いに決まっています。

従って、お客様にとって、振込先の銀行が自分の使っているところと同じであれば振込手数料が無料もしくは安く済み、顧客満足度も微妙にアップします。

よって、支払い口座(出金用口座)は一つでも構わないと思うのですが、入金用口座はいくつか持っていた方が何かと良いです。

オススメのパターンは以下のとおりです。

入金口座としてお勧めな組合せ

  • 全国をカバーするゆうちょ銀行
  • その地域で有力(利用者が多そう)な銀行
  • その地域で有力(利用者が多そう)な信用金庫
    ※事業者や高齢の方に利用者が多い
  • 都市銀行

作り過ぎてもキリがないので、自身の事業でターゲットになる顧客層やエリアを考えて2~3個作っておけば充分ではないでしょうか。

ちなみに僕の場合は、事業用として3つ口座を作りましたが、そのうち2つのみ通常稼働させて残り一つはもうほとんど使っていません。

 

インターネットバンキングは超重要

口座開設について大きな条件だと個人的に思うのは、

インターネットバンキングが利用可能なところ

です。

 

インターネットバンキングについては年配の事業者の方を中心に「少し(セキュリティが)不安」と思っている方もいらっしゃいますが、IDやパスワードを厳重に管理し、定期的にパスワードも変更していけばほぼ心配は不要かと思われます。
一応、最近は迷惑メールによるID・パスワードのピッキングが巧妙化、多様化しており、その手の被害が多数報告されていますので、油断は禁物ですが。
(まともな銀行は、メールでIDやパスワード、銀行カードの番号などを入力させることはあり得ませんので、迷惑メールに騙されて入力しないようにしましょう。)

 

インターネット経由での振り込みは手数料が安くなっていることもありますし、何より、入金の確認や支払い(振込)をするためにわざわざ銀行に出向いてATMに並ぶ必要がなくなるということはかなり重要なポイントです。

特に事業者として他社への支払いが遅れるということはあってはなりません。
お金のことなのでかなりの信用棄損になりますし、場合によってはあなたからの入金を当てに他の支払いを行おうと思っていた事業者には損害すら与えてしまうことになります

 

日々の業務に追われていると、ふと銀行に行って振込作業をする時間がなくなってしまった、ということはたまにあるものです。

そういう時に、インターネットからその場で振込ができることは大変に重宝します。
翌日の入金で良ければ仕事が終わってから深夜でも振り込み作業ができますしね。

 

入金の確認については言わずもがなで、たまに重要な入金があるとき、何度も金融機関に足を運ぶことは非効率的ですよね。
そういう時にPCやスマホで更新ボタン連打して確認できることはもはや月末には欠かせない要素だと思います。

 

ちなみに、〇〇銀行ダイレクトなどの名称で知られるこのインターネットバンキングですが、屋号付きの口座を開設している場合、有料となる場合があります。僕の場合、信用金庫で屋号付きを作っているのですが、屋号付きだとどうも有料になるみたいです。最新の情報は確認していませんが、せっかくだったら無料で使いたいものですね…。

 

補足

上記のことを満たす金融機関はたくさんありますが、個人事業レベルであれば振込作業や振込手数料の面から言っても楽天銀行あたりはお勧めです。
しかも振込手数料に楽天スーパーポイントが使えたり、取引すればそれでまたポイントが貯まったりしますから。

ポイント好きのあなたには最適!!

楽天銀行

ただ、個人的には楽天銀行を事業で使用するのが何となく…こう…。
サンバ支店!マンボ支店!とか言われても何か…しっくりこないじゃないですか…。

そこさえ気にならなければ便利ではあるかもしれません。提携ATMもたくさんありますのでオススメです。

なお、法人を立ち上げて起業し、口座を開設する場合は必ず法人名義の口座を作らなければなりません。
代取個人の名義の口座に会社のお金入れてはダメですよ!

仮に代表取締役を務める法人であっても、法人と個人はあくまで別人であって、法人事業の資金を個人名義口座で管理しようものならかなり問題になります。

法人口座については、またいつか別枠で記事を作れれば良いなあと思います。







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