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林洋平ブログ(こだたま行政書士事務所&株式会社リブリッシュ)

日常

サラリーマンって素晴らしい。頑張れよ新社会人。

仕事用のPCを新調して、それに伴いそれまで使ってたノートPCをHDD→SSD化してその快適さに味を占めた僕は、間もなく自宅のノートPCもSSD化しようと企み中です。

そういう訳で自宅PCの各種データファイルを整理してたんですが、懐かしい画像ファイルやテキストが出てくる出てくる。笑

 

冒頭の写真は、僕のサラリーマン生活の最後、送別会でみんな集まってくれたときの集合写真です。

6年越しのありがとう。

 

で、古いファイルの中にはやべえやつもありましたが、真面目なやつもありました。

僕がアディーレ法律事務所で首都圏の課長に就任したときに、社内クラウドみたいなシステムで課員全員に宛てて送ったメッセージの文案です。

それをここに公開しようじゃありませんか!

これは、これから仕事の花道に踏み出す方にも少しは役立つメッセージじゃないかなあと思うんです。

 

いや、実は今も行政書士業を協働の意味も込めてある同業者に教えている最中でして、彼は若くして開業したので社会人経験もなければ色々未熟なところはありますが、だからこそ、仕事や人生の最低限の仕組みを早めに知ってもらって、そこそこのところまでは早期に登りつめて欲しいんですよね。

 

仕事をしていると、いろんな経歴や学歴の人に出会います。

その中で、仕事ができるかどうかの観点(もちろん、仕事ができるから偉いというわけではありませんが、僕はやはりサラリーマンのときも、経営者となっても、仕事人間で、特にこの記事は仕事にフォーカスして書いているので、ひとまず「仕事ができる」ということをすなわち「有能」と定義付けしています。)で人を見た場合、経歴や学歴が能力の優劣を決めることはあまりありません。

では、仕事能力は「地頭の良さ」に由来するか。

そうでもないです。

普段は要領が悪くても、仕事ではそれなりに結果を残す人はいます。

 

そもそも、「地頭」って意味不明ですしね。笑
その辺の意識高い系が「わたし地頭いいって言われるんだあ~」という自慢するためだけにある言葉なんじゃないかな?

 

さて、僕の真っ当なサラリーマン生活は25歳前後から35歳前後までの約10年間でしたが、その中で仕事ができる人、尊敬できる人に共通する要素を発見しました。

それを当時の自分なりにまとめて、当時の部下に伝えたくてこのメッセージを宛てたんでしょうね。

 

では、アディーレ以外には本邦初公開。当時の一都六県を管轄する課長としての、課員に宛てた所信表明、おそらく原文ママです。
※個人の固有名詞は伏せてます。

 

首都圏管轄課所信表明

平成24年7月1日
林 洋平

首都圏管轄課においては今後、「管理と現場の峻別」ということを目標事項にやっていきたいと思っています。

これまで例えば本店では、僕や××さんが本店の第1・第2のリーダーとして「現場判断」というものも直接やっていたし、それぞれ(旧)個人相談課・業務管理課の課長として「管理職判断」というものもやっていました。

本来、組織の発展には管理者視点と現場視点の適度な衝突、折衝が必要だとは思っていましたが、それを1人でやってしまうと組織にとってというか、この首都圏管轄課は僕や××さんのレベルまでの発展で止まってしまうという危険があります。

もちろん、部長の××さんからの新たな発想を得て、という事もありますが、それでも現状では結局、管理職の意見と思惑のみで組織が構成されることになります。

(1)
今後は管理職を現場から概念的に切り離すことによって、現場の上級スタッフとの間で役割分担をきっちりやって、課長職は純粋に、組織の命運を握る作戦の構築と指示、現場で出そうとしている答えが正しいかの判断・その答えに対する修正・承認を行うのみというところまで持って行きたいのです。

一方で、現場は漠然と「どうすればいいか」を問うのではなく、「この考え方、この方向性で間違いないか」というところまでは考えてもらうということです。

それらの実現は、できれば上半期中に、遅くとも、僕が首都圏管轄課を外れるまで、です。

(2)
ちなみに、ヘルプデスクというものがあります。

これは、「色々悩んで考えるよりは聞いてしまえ」という趣旨で、目的としてはざっくり言うと「悩む時間を無くすことによる生産性向上」です。他にも全国統一ルール流布という意味もありますが、とにかく誰もが、(原則として弁護士判断事項や管理職判断事項を除く)どんな質問でも直接担当者に聞けると言う仕組みです。

この仕組み自体はあってよいと思うし、特に新人レベルには不可欠なものだと思いますが、いつまでもここに漫然と依存するつもりでいて、「分からなければ聞けばいい」という姿勢でいると、確実に、それ以上その人の成長はないです。

これは、「知識が定着しない」という意味というよりは、「自ら調べ原理を考えて、答えを導く術が身につかない」から。

「1+1=2」であることは誰でも分かる、「35+58=93」ということも誰でも分かると思います。これはなぜでしょうか。
まさか全部の数字の、全部の組み合わせを暗記している人はいないでしょう。
数字の意味と足し算の理屈を知っているから、数字がどう変わっても答えが出せるのです。
例えば逆の例で、マニュアルに「1たす1は2です」と書いてあったとして、それを覚えた人がいるとします。その人は、いつ何時「1たす1は?」と尋ねられても「2」と答えることができるでしょう。ただ、ふと「1たす2は?」と尋ねると、分からなくなるわけです。その人は「1たす1は2」以上のことは知らないのですから。

上記は極端な例ですが、個人的には、仕事上でもこのレベルのことを考えられる人が減ってきたという印象があります。
マニュアルに従ってやるのは大多数の人ができていて、それで確かに業務は回るようになっています。事務所としてはそれで全く問題ないのです。むしろ、確固たるマニュアルがあり、それに従えば業務が完了するということは事務所的には理想です。

しかし、僕としてはそれはごく当たり前のことで、相談部には、特に首都圏の皆さんにはそれ以上のことを求めていきたいというのが正直な気持ちです。

もちろん、債権者の社名変更や独自のルールなどの完全な「決まり事」については覚えておくしかなく、それを忘れた場合は自分で調べるより聞いた方が早いです。むしろ、その場合は自分で調べることで多少印象に残りやすい(=記憶に定着しやすい)とは言っても、調べる行為自体が無駄であることが多いです。

首都圏の皆さんには、その辺のコツというか、仕事には、原理を知っておくことで解決できることと、ひたすら覚えなければいけないことの2種類があるということ、その区別をわきまえながら仕事にあたってほしいと思います。

(3)
物事の考え方や原理を知るということは誰かが勝手に教えてくれるという事はあまりなく、基本的にはマニュアルにも載っていません。前に出した例で「1たす1は2」とマニュアルに書いてあっても「なぜ1たす1が2なのか」について触れているマニュアルはあまり無いです。

そうである以上は、これらは自分で学んでいくものだと思います。自分で学ぶとは言っても、仕事やプライベート関係なく、出会った人から教えてもらったり、盗んだりということで身につくものも多くあります。自分で学ぶという事には、そうやって人からそれらを引き出して吸収することも含むのです。

(4)
プライベートと言えば、家計を切り盛りしたことがある人であれば、できるだけ収入を増やして、より低い出費で生活し、貯金を増やしておくことが望ましいということを知っていると思います。仕組みは会社も同じです。より少ないコストでより大きな売上を上げ、内部留保を蓄えておくのが健全な経営です。

このように、一見関係ないような仕事とプライベートでも、根本にある考え方には共通点がいくつもあることに気付きます。

他に例を挙げると、「収入を増やすために資格を取りたいけど勉強する時間が無い」という人が、掃除機をルンバに買い替えたり、食洗機を導入したりして一時的なコストをかけつつも家事に対する時短(効率化)を図り、最終的には資格取得による収入増(大きな利益)につなげるということも会社の仕組みと良く似ています。

もちろんプライベートでは、仕事のことなんて忘れた方がいいに決まっていて、むしろ、プライベート中も仕事が気になってしまうという人は病気でしょう。いわゆるワーカホリックの一種です。自ら進んでそうなってしまう、もしくは役割上どうしてもそれが避けられないケースは仕方ないとは思いますが、やはりプライベートは、プライベートに専念すべきです。

仕事とプライベートの関係性について触れたのは、後になって気付いてみれば相互に活きるヒントはあらゆるところにあるんだということを知っておいた方が何かと得だということと、その方が意図せずとも相乗効果が得られて楽だということを言いたかったのです。

(5)
最後に、今後仕事をするにあたって、自分に限界を作らないで頑張って欲しいと思います。

もちろん、人間的な限界というものはある(例えば100メートルを5秒で走るとか空を飛ぶとか)のですが、そういう現実的なことではなく、概念的な話です。

「私の実力ではこんなものだ」と思ってしまうと、本当にそこで終わりになります。
周りを見渡せば、自分よりうまくやっている人が必ずいるはずですが、その人にできることが自分にできないという証明は、誰にもできないはずです。

極端に言えば、今回も実質的には役員報酬トップの日産自動車カルロス・ゴーン、彼にできて自分にできないという証明もできないはずです。

まあ、これまた少し極端すぎる気もしますが、そういうことです。今の自分で終わらせるとすれば、それは環境や能力の問題ではなく、自分の意思が、そうさせているだけです。

仕事をやっていく上で、壁にぶつかったとしても、それは限界を示す壁ではなく、無意識的にも「それを乗り越えなければいけない、乗り越えたい」と思っている人にだけ来る試練です。

もういいやと思っている人には、壁すら立ちふさがることはないのですから。

色々もどかしいことや辛い局面もあることでしょうが、そこで終わりにせずに、「どうやったら乗り越えられるか、今、問題はここにあって、どうやったらクリアできるか」を考えながら仕事をしていってください。限界を感じながら仕事をするのは非常につまらないですし。

(6)
ということで、所信表明なんて最初だけで、大部分は僕のこれまでの経験から形成された仕事観を説く感じになってしまいましたが、親が子に自分の理想を押し付けるのが好ましくないのと同様、上司が部下に自分の理想を押し付けることは良くないですね。
まあ、一応課長である者が何考えているかくらいは知っておいていただいてもいいかなあと。

何やら意味が分からなかった人はいずれ分かってください。

いつか何かで書いた気がしますが、皆さんは組織の下僕である必要は全くないのです。

むしろ、仕事における矛盾点、組織の矛盾点を的確に指摘できる人が多くなればなるほど、結果として、組織は強くなります。
考えられる人が多くいる組織は自然に強い組織となるということです。

今、当事務所の中でも、顧客相談部は注目の部署で、事務所からの評価が高いと聞いております。これはもちろん、皆さんのお陰です。
これからも日々、色んな事が起こり、いきなり担当する業務が増えたり変わったりすることもあれば、勤務する支店が変わったりなどなど、油断できない毎日ですが、これからも引き続きよろしくお願いします。

 

 







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