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林洋平ブログ(こだたま行政書士事務所&株式会社リブリッシュ)

許認可(行政書士)

風俗営業許可や深酒届出の時に作る図面のつくり方は人それぞれ

2019年2月5日

行政書士の花形業務と言われる許認可の中でもやる人はやっててやらない人は一切やらない(何だってそうだけど)風俗営業許可申請や深夜における酒類提供飲食店届出。

 

これらの業務を手がける行政書士が割と多くない理由としては、特に許可の場合、

「原則として店舗(内装等)を完成させてないと申請できない仕組み上、失敗した時のリスクが大きすぎる」

ということは間違いなくあるでしょう。

 

もう一つは、「営業所内の測量や図面作成が通常の書類作成業務と比べて特殊」ということですかね。

 

たしかに僕も、まさか行政書士で開業してCADを扱うようになるとは思ってもみなかったですもん。

 

 

こだたま行政書士事務所の場合、初めての風俗営業許可業務は当時7号と呼ばれていた麻雀店なのですが、シンプルな店舗だったのに店舗の測量も、CADで図面を描くのも泣きそうになりながらマウスをカチカチやってました。

 

しかし人間、必要に迫られたら何とかなるようにできているものです。

 

今や、50㎡くらいの店舗であればチャチャっと測ってカチカチッ!とCADっちゃいます。
ま、店舗に曲線部分があったり複雑な形をしているカウンターなどだと初心に戻って泣きそうになりますけどね。
台形や円(扇形含む)の面積を求める公式なんて久々に駆使しちゃったりとかね。

 

さて、僕はCADソフトは無料で使えるのに風俗営業許可申請には充分すぎる「JW-CAD」を使っています。
風俗営業許可や深酒届出には

  1. 店舗平面図
  2. 営業所(全体)の求積図
  3. 客室や調理場などエリアごとの求積図
  4. 照明や音響機器の配置図

の4種類の図面が必要です。

おおよそこの手のソフトには「レイヤー」という機能、というか仕組みがあって、本来その仕組みをちゃんと使えば一つのCADファイルで4種類できちゃうんですが、なぜか僕はそのレイヤー機能を使わずファイルを4つに分けています。

これ、なぜそうしているのか自分でもわかりません。

そこで今日は、僕と同じくなぜかファイルを4つに分けている人のために、4種類の図面をどの順番で作るのが効率がいいかというニッチかつニーズごとなさそうなことを書きます

 

まずは大元を描きます。

壁の中央に走っている破線は通り芯と呼ばれていて、営業所全体の面積は壁芯(壁の中心)で計算するのでどうしてもこの線は必要になります。

次に、その通り芯部分に青い実線を引きます。営業所はこの青線の内側ということです。

ちょっと見にくいかもしれませんが、壁の中央を青い線が走ってますよね。この時点で、一旦このファイルを「基本」など分かりやすい名前をつけて保存します。

それをコピーして「営業所面積」等の名前をつけて開きましょう。
そのまま寸法を書き込んで営業所面積を出してしまいます。

これで「営業所(全体)の求積図」が完成しました。

次に、先ほど「基本」という名前で保存したファイルをもう一度コピーしてそれに「照明」等の名前をつけて開きます。
照明音響図を作ろうという魂胆です。

ファイルを開いたら、手始めに客室部分を赤色の実線、調理場部分を緑色の実線で囲みます。
この際、先ほどの青線は壁の中央を走りましたが、赤と緑は壁に沿って描きます。僕の場合、壁面から10mm程度離して描きますが、印刷すると壁面が赤線になっています。

これもちょっと分かりにくいですが、作業後のスクショです。
そして、ここで一旦この「照明」ファイルを上書き保存した上で、別名でも保存します。それも、2つ作っておきます。名称は「客室面積」と「平面図」などで良いでしょう。この赤・緑まで描いた状態のものが3つ欲しいのです。

で、せっかく別名でも保存しましたが一旦この「照明」ファイルに戻って作業を続けます。
照明やスピーカーなどを図上に配置していくと、いつのまにか「照明や音響機器の配置図」ができました。

次に、先ほど別名で保存した「客室面積」ファイルを開いて、客室と調理場の寸法を入れてそれぞれの面積を求める作業です。

個人的には、これが一番面倒くさいです。

なお、赤線や緑線は壁に沿って描いたことでお気づきの方も多いでしょうが、客室や調理場の面積は内法で出します。壁の内側から測った数値で計算していくのですね。
営業所全体が壁の中央から測るのに対して、違うルールなのです。

基本的には客室も調理場も大抵単純な長方形一つで構成させているわけではないので「縦×横!」一発で面積が出ることはありません。
なので、上の図のようにいくつかのエリアに分ける事になると思います。小学生の時に学んだ面積の公式で導けるように仕向けるのです。
この分け方は作成者の裁量です。最良だと思われる分け方を心がけましょう。密かにダジャレ的なものを盛り込みました。

上手く分けてそれぞれの長方形の面積を出せればゴールは近いです。特に今回、台形や円がなくて本当に楽な部類です。

こんな感じで、「客室や調理場などエリアごとの求積図」もできました。
残るは平面図です。

先ほど「平面図」で保存していたファイルを開きます。
ここには、テーブルやイス、その他トイレなど家具や厨房設備などなどを入れていきます。
基本的にはテーブルやイスのサイズ、高さなども記載します。

カウンターや壁に色をつけるかどうかは完全に趣味の世界です。
入れても入れなくても良いです。
入れると多少「THE・図面」のような感じがして自己満足には浸れます。警察署の人は特に褒めてはくれません。

 

これで4種類の図面がすべて揃いました。
ここからまた店舗周辺の100m図という立地によっては面倒な作業もあるのですが、この4種の図面に比べたら楽でしょう。

 

というわけで、ファイルも4つに分かれていますが、本来レイヤー機能を使えばこれらのことを一つのファイルで行うことができるので大変便利です。JWの場合は10以上のレイヤーが使えるはずなので、レイヤー1には外枠、2には青線、3には赤線と緑線、4には寸法~~~10には家具や厨房設備…というように描いておき、それぞれ表示と非表示を切り替えることによって必要な図面をプリントすることができます。

 

これから新たに風俗営業許可や深夜酒類提供飲食店をやる方はこの記事に惑わされず、レイヤー機能を充分に活用しましょう!

 







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